Difyのクラウド版なら、面倒な設定なしで、すぐにOpenAIのチャットモデルを使えます。
しかし、セルフホスト版では事情が違います。
設定を行わずにアプリを作成しようとすると、
「LLMプロバイダーキーが設定されていません」
というエラーが表示されてしまうのです。
下の画像のような感じですね。
つまり、セルフホスト版では自分でAPIを設定しないと、OpenAIのチャットモデルを利用できません。
OpenAIのチャットモデルはDifyユーザーに欠かせない機能です。
この記事では、OpenAIとのAPI連携の手順を、初心者の方でも迷わず設定できるようにわかりやすく解説します。
【準備】OpenAIのAPIキーを入手する
はじめに、OpenAIのAPIキーを入手しましょう!
APIキーはこちらのOpenAI公式サイトから無料で入手できます。上のリンクをクリックし、はじめて利用する方は
「Sign Up」
をクリックしてください。
すでに利用したことがある方は
「Log in」
を選択してください。
登録・ログインすると以下の画面に移動します。
ここで
「Create new secret key」
をクリックします。
次の画面では「Name」の部分に名前を入力します。
本名を入れる必要はないので、わかりやすい名前を入れてください。
私の場合、このAPIキーをDifyに使っていることがわかるよう
「dify-tanabe」
と入力しました。
入力したら、右下にある
「Create new secret key」
をクリックします。
次のページの黒く塗りつぶした箇所にAPIキーが表示されるので、コピペして保管してください。
表示されたAPIキーは再度表示できません。
大切に保管してください。
このAPIキーを利用することで、DifyでOpenAIの生成AIを使えるようになります。
ただし、利用すると従量課金が発生します。
生成AIに文章生成などの軽めのタスクを依頼するくらいなら僅かな料金しか発生しません。
それでも初めのうちは不安だと思いますので、管理画面の
「Usage」
のリンクをクリックし使用料を確認しながらの利用がおすすめです。
※場所は下の画像を参考
DifyでOpenAIプラグインをインストール
APIキーを入手したら、次はDifyにOpenAIのプラグインをインストールします。
「プラグイン」とはDifyの機能を拡張するプログラムのことです。
Difyでは、プラグインをインストールすることで様々なサービスと連携できます。
Difyのトップページの右側にあるユーザーのアイコンをクリックしてください。
クリックすると
「設定」
というリンクが表示されるので、設定をクリックします。
次の画面ではサイドバーにある
「モデルプロバイダー」
というリンクをクリックします。
Difyにインストールできる様々なプラグインが表示されるはずです。
この中にあるOpenAIにマウスのカーソルを合わせ、「インストール」と表示されている青いボタンをクリックします。
クリックしたら
「プラグインをインストールする」
という表記の画面に移動します。
ここで「インストール」と書かれたボタンをクリックするとインストールが始まります。
インストールは数秒で完了します。
補足すると、インストールしたプラグインはいつでも削除できます。
削除する場合は以下の方法で削除してください。
- トップページの「プラグイン」をクリック
- 削除したいプラグインのゴミ箱アイコンをクリック
OpenAIのAPIキーの認証設定を行う
最後に、OpenAIのAPIキーの認証設定を行います。
OpenAIプラグインのインストールが完了すると画面が変わり、
「設定中」
という箇所に先ほどインストールしたOpenAIのプラグインが表示されてるはずです。
ここで「セットアップ」をクリック。
すると、APIキー入力画面になります。
先ほどコピペしたAPIキーを入力し、保存してください。
これで設定完了です!
ここまでの設定が完了すると、Difyアプリ上でOpenAIのチャットモデルが選択可能になります。
下の画像では「gpt-4」が初期設定されていますね。
モデルは自由に変更可能です。
API消費額や用途に応じて適切なモデルを選択してください。
DifyとOpenAIのAPI連携方法の解説は以上となります。
