TikTokで有名なByteDanceがリリースした、Dreamina(ドリーミナ)。
Dreaminaは、多機能かつすべてが高水準の画像・動画生成AIです。
なおかつ、無料会員でも毎日クレジットを受け取ることができ、Dreaminaなら無料分のクレジットだけで毎日数本の動画を作れます。
なので、登録して損をすることはありません。
この記事ではDreaminaの基本機能や使い方を解説します。
Dreaminaを使ってリップシンク動画を作る流れも紹介しますので、ぜひこの機会にDreaminaを使ってみてください。
※「リップシンク」とは特定のキャラクターの写真・画像を喋らせる技術のこと
Dreaminaとは?機能や特徴・料金を解説
はじめにDreaminaの概要・特徴を紹介します。
画像・動画生成だけでなくリップシンクもできる!
Dreaminaの最大の特徴は「豊富な機能」。
Dreaminaには
- 画像生成(インペイントやアップスケールも!)
- 動画生成(リファランス機能あり)
- リップシンク
など、画像や動画生成に関する一通りの機能が備わっています。
よってDreaminaを使えば大体のことが完結します。
さらに、これらの機能がすべてハイレベルなのもDreaminaの特徴です。
とくにリップシンクに関しては他の動画生成AIと比較しても性能はトップクラス。
当サイトでは6種類の動画生成AIでリップシンクの自然さを比べたのですが、Dreaminaはランキング1位に輝きました。
多機能で、しかも高機能なのがDreaminaの特徴です。
無料クレジットが多いのも特徴
みなさんも気になるであろう、Dreaminaの無料クレジットは1日あたり225クレジット。
225クレジットがあれば、1日あたり最大5本の動画を生成できます。
ただし、こんなに沢山の無料クレジットがもらえるのがいつまで続くかはわかりません。
おそらく近い将来無料分のクレジットは減るでしょうから、興味がある方は早めに登録しておきましょう。
有料プランの料金も紹介します。
Dreaminaには3つの有料プランがあり、それぞれの料金は以下です(1ヶ月だけ課金した際の料金です)。
プラン | 料金 | クレジット |
---|---|---|
無料 | 0円 | 毎日225クレジット |
ベーシック | 2,675円 | 1,890クレジット |
スタンダード | 6,242円 | 7,560クレジット |
アドバンスト | 12,483円 | 24,570クレジット |
最も安いプランでも1ヶ月あたりの料金は2,500円を超えます。
1,000円台のプランが無いのは残念ですが、まずは無料会員として使い、課金する価値があるかをしっかりチェックしておきましょう。
Dreamina基本情報 | |
---|---|
正式名称 | Dreamina(ドリーミナ) AI |
運営会社 | ByteDance Pte. Ltd. |
おもな機能 | 画像生成、動画生成、リップシンク |
無料ポイント | 毎日225クレジット |
決済方法 | クレカ、デビットカード、PayPal、 |
公式URL | https://dreamina.capcut.com/ |
言語は日本語にも対応
Dreaminaは海外企業が運営するサービスですが日本語にも対応しています。
もちろん英語等にも対応していますので、言語設定を変えたい時は以下の流れで変更してください。
- Dreaminaの画面右上にあるボタンをクリック
- 「言語」をクリックし、表示させたい言語を選択

日本でDreaminaを使うと言語設定は日本語になっています。
けれど、翻訳の質にややクセがあります。
英語表示の方が分かりやすい場合もあるので、必要に応じて切り替えてください
Dreaminaの機能・使い方を紹介
ここからはDreaminaの使い方を
- 画像生成
- 動画生成
- リップシンク
の3つに分けて紹介します。
まずは画像生成からです。
画像を生成する方法・流れ
Dreaminaでは1回の生成で4枚の画像が作られます。
そして、1回の生成で3クレジット消費します。
画像生成の流れを画像付きで紹介していきますね。
まずはサイドバーにある「画像ジェネレーター」をクリック(場所は下の画像を参考)。

そのあとは
- プロンプト(生成したい画像の指示文)入力
- 画像タイプ選択(最新モデルがおすすめ!)
- 「ディメンション」でアスペクト比選択
- 消費クレジットを確認して生成する
という流れです。

実際にDreaminaで生成した画像の例を見てみましょう。
「少女が車の後部座席にのり、そこから頭だけを外に出してるシーンを生成してください。日本のアニメ調で」
このプロンプトで生成された画像がこちら↓

個人的にはDreaminaは実写よりもアニメの方が得意だと感じています。
みなさんもぜひ色々試してみてください。
生成した画像を編集する機能もある
Dreaminaでは生成した画像を編集する機能もあります。
具体的には以下の機能があります。

個人的にはクレジット消費が0ということもあり、アップスケールと補正をよく使っています。
ぜひ活用してください。

動画を生成する方法・流れ
Dreaminaを使った画像生成を紹介したので、次は動画生成です。
Dreaminaは
- テキストから動画を生成(t2V)
- 画像から動画を生成(i2V)
この両方に対応しています。
使う機会が多いのは後者なので、画像から動画を生成する流れを紹介しますね。
まず、サイドバーから「動画ジェネレーター」をクリックします(場所は下の画像を参考)。

そのあとは
- 「画像プロンプト」を選択
- 参照する画像をアップロード(最初・最後のフレームを指定可能)
- (必要な場合)プロンプト入力
- 生成する動画のモデルを選択(ラボV 1.0の方がクレジット消費が少ない)
- カメラ制御(カメラワーク)を設定
- 動画速度を設定
- 消費クレジットを確認して動画生成
このような流れになります。

他にも機能としては
- 1回で2本以上の動画を生成(最大5本)
- ゆっくり生成(消費クレジットが最大80%ダウン)
などがありますが、どちらも有料会員のみに限定された機能です。
設定が終わったらあとは動画が生成されるのを待つだけ。
ですが、Dreaminaで動画生成する人が殺到してるのか、動画生成が完了するまでにかなり時間がかかります(遅くなるときは下の動画にあるような表示が出ます)。
タイミングによっては1日以上かかることもあるので気長に待ちましょう。

リップシンク動画を作る方法【簡易版】
Dreaminaでリップシンク動画を生成する流れを解説します。
リップシンク動画は以下の流れで作れます。
- 喋らせたいキャラクターの画像をアップロード
- リップシンクを生成するモデルを選択
- 喋らせたいセリフの入力もしくは音声データをアップロード
- 生成ボタンをクリック

2番目の「リップシンクを生成するモデルを選択」の部分ですが、2025年4月の段階だと
- マスターモード
- 速さ重視モード
この2つがあります。
そして、当サイトで検証したところ、実はマスターモードの方が早く生成が完了しました(笑)
検証した動画はこちら↓
生成される動画の質は速さ重視モードの方がやや劣りますが、消費クレジットは3分の1以下です。
コスパを求めるなら速さ重視モードを選んでください。
質を求めるならマスターモードの方が良いと思います。
このように、Dreaminaでは簡単にリップシンク動画が作れます。
具体的な方法についてはこちらで解説していますので、ぜひチェックしてください。
音楽生成機能などはこれから追加される予定
Dreaminaには
- 楽曲ジェネレーターと呼ばれる音楽生成機能
- モーション模倣(おそらくキャラクターに特定の動画と同じ動作をさせる機能)
などが今後追加される予定です。
機能が増えれば複数の動画生成AIを使う必要がなくなるので、結果的に出費も減ります。
これは利用者にとっては嬉しいことですね。
機能が追加されたらこの記事内で紹介する予定ですので、ぜひまめに記事をチェックしてください。
Dreaminaでリップシンク動画を作る方法【詳細版】
ここからは、Dreaminaでリップシンク動画を作る方法に特化して詳しく解説します。
① まずは喋らせたい写真・画像を用意
Dreaminaでリップシンク動画を作るとき、絶対に必要になるのが画像・写真です。
AIに喋らせる人物・キャラの画像が必要なので用意してください。
画像を用意するときに注意したいのが画像のサイズです。
Dreaminaのリップシンク動画は喋らせたい画像のサイズにそって動画化されます。
もしショート動画を作りたいなら縦長の画像が必要になるので、必要に応じてサイズを変更してください。
この記事では画像生成AIのImageFXで用意した、実写版とアニメ版の2種類の画像を使用しました。

もし画像を持っていない場合、ChatGPTを使うと便利です。
いまは無料会員でもChatGPTを使って画像生成できますので、ぜひ試しに使ってみてください。
ChatGPTを使って画像生成する方法等はこちらの記事で解説しています。
② 音声生成AIでしゃべる内容を生成
Dreaminaにはテキストを読む音声生成機能があります。
この機能を使えば、テキスト通りに音声を読んでもらうことが可能です。
けれど、私が確認したタイミングでは日本語の読み上げはイマイチでした。
なので、今回は日本語の読み上げが上手な音声生成AI「にじボイス」で音声データを生成しました。
にじボイスの使い方はとても簡単です。
公式サイトの画面に右上にある「無料で始める」をクリックし、登録してください。
無料会員登録すると「フリープラン」扱いになり、毎月1,000文字まで無料で生成できます。
登録したら以下のステップで音声を生成してください。
- しゃべってもらいたいキャラクターを選択
- 生成したい文章を入力
- 生成&再生をクリック

もし生成された音声の調子を変えたいなら、生成したい文章に
- 句読点(、)
- !や?
などを追加してみてください。
これだけで生成される音声の雰囲気がかなり変化します。
音声が生成されたらダウンロードしてください。
③ 画像・音声をアップロードして動画生成
喋らせたい画像と音声データが揃ったら、準備完了です。
Dreaminaにログインし「リップシンク」をクリックしてください。
クリックしたら以下の流れでリップシンク動画を作れます。
- キャラクター画像をインポート
- オーディオをアップロード
- 生成ボタンをクリック

私が生成した動画はこちら↓
本当に自然で、驚くほど自然な仕上がりになっています。
消費クレジットは喋らせたい秒数によって違います。
私が生成したときは3秒だと90クレジット、5秒で150クレジットでした。
1秒あたり30クレジットくらい消費することになります。
でも、嬉しいことにDreaminaでは初回のリップシンク動画生成は無料となっています(2025年4月現在)。
クレジット消費無しで生成できるので、まずは無料で試してみてください!