人気の動画生成AI「Pika」は無料で利用できます。
無料会員登録するとクレジットをもらえるので、そのクレジットを使って画像や動画を生成できます。
けれど無料会員が使える機能には制限があり、動画を生成できる回数も少なめです。

この記事では以下を解説します。

  • Pikaの無料会員ができること
  • 無料会員登録方法&使い方
  • Pikaで無料生成できる動画を増やす裏技

私もはじめは無料会員としてPikaを使いました。
Pikaは動画生成AIの人気ランキングの上位に入るだけあり、動画のクオリティが高く、遊び心を刺激する機能がたくさん用意されてます。

「これは凄い!楽しい!」

と夢中になって何も考えずに動画を作っていたら、あっという間に無料分のクレジットが底を尽きました。
そして私はもっと遊びたいがゆえに有料課金してしまいました・・・。

私みたいにならないよう、みなさんはこの記事でクレジット消費や裏技を学んでからPikaを使ってください!

【1分でわかる】Pikaの無料会員ができることの要約

はじめに、この記事の内容を要約した図解を紹介します!

Pikaは無料で使えるかどうかの図解まとめ

冒頭でもお伝えしてますが、Pikaは無料会員でも利用可能。
使えるクレジットは毎月80で以下の機能が使えます。

  • テキストから動画生成 → 15クレジット消費/1回
  • 画像から動画生成 → 15クレジット消費/1回
  • Pikadditions → 10クレジット消費/1回
  • Pikaffects → 10クレジット消費/1回

無料でPikaを体験したい人におすすめなのは「テキストから動画生成」と「Pikaffects」です。
この2つの機能を使い、Pikaの魅力を体験してください。

Pikaを使って無料で作れる動画を増やしたい人には、Pika以外にも「オールインワン型」の動画生成AIも使いましょう。
オールインワン型の動画生成AIを使えば、Pikaだけでなく他の動画生成AIも使えるようになります。
オールインワン型の中では「Pollo AI」がおすすめです。
Pollo AIに登録すれば無料でPikaのモデルを利用できるので、ぜひPollo AIも利用してください!

Pikaの無料会員ができること&もらえるクレジット

ここからは
「Pikaを無料で使ってみたい」
と思っている人が知っておくべき基本的な情報を解説します。

Pika基本情報
正式名称Pika(ピカ)
企業所在地アメリカ
おもな機能動画生成
無料ポイント80ポイント/毎月
最も安いプランの料金10ドル/1ヶ月
決済方法クレジットカード
公式URLhttps://pika.art/

無料会員でも動画生成・Pikadditions等が使える!

Pikaの無料会員が使える機能を解説します。
Pikaの無料会員が使えるのは以下の4つの機能です。

  • テキストから動画生成
  • 画像から動画生成
  • Pikadditions
  • Pikaffects

それぞれがどんな機能なのかは下の図で確認してください。

Pikaの無料会員が使える機能一覧と解説

ここでは、事例として私がPikaffectsを使って生成した動画を紹介します。

もともとはただの恐竜のフィギュアがフローリングの床に立ってる写真です。
それがPikaを使えば、このような動画に変わるのです。

もらえるクレジットは毎月80

Pikaの無料会員がもらえるクレジット(サイト内ポイントのこと)は80です。
クレジットは使用しなければ翌月に繰り越されます。
そして、翌月は翌月でまた新しい無料クレジットが付与されます。

なので、会員登録後に何もしなかったら数ヶ月後にはある程度まとまったクレジットが貯まります。

無料会員でも毎月5回動画を生成できる!

みなさん気になるであろう、無料会員でも作れる動画数は最大で毎月5回です。

Pikaで

  • テキストから動画生成
  • 画像から動画生成

これらを実行し、5秒の動画を生成したら1回あたり15クレジット消費します。

Pikadditions・Pikaffectsを使った場合、1回につき10クレジットを消費します。
よってPikadditions・Pikaffectsだと無料会員でも最大8回の動画生成が可能になります。

Pikaの無料会員と有料会員の違い

つぎはPikaの無料会員と有料会員の違いを解説します。
ざっくり言うと、無料会員と有料会員では以下の4点が異なります。

  • 利用できるモデル
  • 使える機能
  • クレジットの追加購入
  • 商用利用

それぞれ解説しますね。

すべてのモデルが使えるようになる

無料会員が利用できるPikaのモデルは1.5のみです。
でも有料会員になると1.5に加え

  • 2.2
  • 2.1
  • Turbo
  • 1.0

などのモデルも使えるようになります。
Pikaの無料会員と有料会員で使えるモデルの違いは以下の表で確認できます。

Pikaの無料会員と有料会員で使えるモデルの違い

使えるモデルが増えると、使える機能が増えます。
どんな機能が使えるようになるかは次で解説します。

Pikascenes・Pikaframesなどが使えるようになる

有料会員になると「Pikascenes」や「Pikaframes」などを使えるようになり、インパクトのある動画を作りやすくなります。

動画生成AIとしてのPikaの特徴は、SNSへの投稿に向いた画像を生成しやすい点です。
もしSNSでの拡散を狙うなら有料会員になった方が良いと思います。

Pikaの有料会員が使える機能は以下の図で確認してください。

Pikaの有料会員だけが使える機能一覧

クレジットの追加購入が可能になる

有料会員になるとクレジットの追加購入ができるようになります。

Pikaで楽しく動画を生成してるとすぐにクレジットが無くなります(私みたいに)。
クレジットがなくなったら、無料会員は翌月分が付与されるまで待つしかありません。
ここが無料会員の辛いところです。
私は「待ち」の時間に耐えきれず課金してしまいました・・・。

有料会員の場合、クレジットを使い切っても追加購入できます。
料金は以下です。

  • 375クレジット:10ドル
  • 750クレジット:20ドル
  • 1,125クレジット:30ドル

基本的には多く購入した方が1クレジットあたりの料金は安くなります。
有料会員になると確認できるクレジット購入画面はこちら↓

Pikaでクレジットを追加購入する際の料金表

商用利用ができるようになる

Pikaの無料会員は生成した動画を商用利用できません。
ただし、有料会員全員が商用利用できるわけではありません。
商用利用が許可されてるのは「Pro」か「Fancy」プランに課金してるユーザーです。
もっとも安い「Standard」プランだと商用利用できません。

「商用利用」とは、お金を稼ぐことを目的に生成した動画を利用することです。
たとえば以下の目的での利用は商用利用に該当します。

  • YouTubeやInstagramに投稿して収入を得る
  • 有料セミナー等の広告宣伝素材として使う

無料会員・スタンダード会員がPikaで生成した動画には「ウォーターマーク」がつきます。
ウォーターマークとは以下の動画内にある「Pikaのロゴマーク+MADE WITH PIKA」の部分のことです(動画は筆者がスタンダードプランに加入して生成したもの)。

この動画のプロンプト

Scene: A tiger cub sits in a picturesque green meadow, surrounded by gently fluttering butterflies. Camera Movement: Close-up with smooth tracking. The camera follows one butterfly as it flies toward the cub and lands on its nose. Expression: The cub looks at the butterfly with curiosity and surprise, its ears slightly twitching. Realism: Every movement happens smoothly and naturally in real-time. Lighting: Soft daylight enhances the realism, highlighting intricate details. Camera Specs: Full-frame (A7S3) with a 35mm lens for cinematic depth.

このようなマークが付く動画は商用利用できませんので注意してください。

【1分で完了】Pikaに無料会員登録する方法

ここからはPikaに無料会員登録する方法を画像付きで解説します。

といってもPikaの登録はとても簡単。
まず、Pika公式サイトにアクセスします。

そして

  • SNSアカウント(Google・Facebook・Discord)からの登録
  • Eメールでの登録

この2つのうちどちらかを選択するだけです。

pikaの会員登録画面

私はGoogleアカウントでPika会員登録しています。
他の動画生成AIでも使えますし、とても楽なのでおすすめですよ。

Pikaに無料登録したらするべきこと・使い方

ここからはPikaに無料会員登録したらやるべきことや、その機能の使い方を解説します。
個人的にぜひ体験してほしいのは

  • テキストから動画を生成
  • Pikaffectsを使って画像をインパクトのある動画にする

この2つです。
それぞれのやり方を解説します。

① テキストから動画を生成する方法

まずはPikaの基本中の基本である、テキストから動画を生成する方法を解説します。

はじめにモデルを選択します。
無料会員が利用できるのはPika1.5なので、モデルを1.5に切り替えます。
方法は簡単で、サイト下部にあるナキウサギのボタンをクリックし変更するだけです。

Pikaのモデルを変更する方法

モデルが1.5になったらプロンプトを入力します。
プロンプトはChatGPTと相談しながら作ると初心者でも良いプロンプトが作れます。
5秒の動画に盛り込める情報は少ないので、できるだけシンプルなプロンプトにしてください。

私は以下のプロンプトを使いました。

プロンプト

A cute, yellow, chubby Pixar-style creature with big, expressive eyes, round ears, and short limbs, joyfully jumping once in a lush, magical forest.

プロンプトを入力したら星のマークをクリックし、動画生成を開始します。
無料会員の場合、1本の動画を生成するのに数分かかるのが普通です。

Pikaにプロンプトを入力し動画生成する方法

先ほどのプロンプトで生成された動画はこちら↓

終わりの方で変な動きをしましたが、それなりに可愛らしさのあるキャラクターができました。
この動画を生成するのに消費したクレジットは15です。

② Pikaffectsで画像にエフェクトを付ける方法

次はPikaffectsを使って画像をインパクトのある動画にします。

まずは画像を選びます。
今回は画像素材サイトから女性の写真を選びました。
こちらです↓

Pikaffectsを適用する女性の画像

この女性の写真にPikaffectsをかけます。
サイト下部にあるPikaffectsのボタンをクリックしてください。

クリックすると、たくさんの特殊効果が表示されます。
今回は「Warrior Me」で画像を動画化します。
Warrior Meを選んだら、加工したい画像をアップロードし動画生成ボタンをクリックします

PikaffectsのWarrior Meで動画生成

生成された動画はこちら↓

この動画で消費したクレジットは10です。

Pikaffectsにはたくさんのエフェクト(特殊効果)が用意されてます。
消費クレジットも少なめですから、ぜひ色々なエフェクトを試してください。

【無料】Pikaで生成できる動画を増やす裏技

最後に、Pikaで生成できる動画を増やす裏技を紹介します。
「オールインワン型動画生成AI」を使う方法です。

「オールインワン型動画生成AI」とは?

オールインワン型動画生成AIとは、1つのサービスに会員登録すると複数の動画生成AIを使えるようになるサービスのことです。

いま、世界中にたくさんの動画生成AIがあります。
正直にいって、私もどれを使っていいかわからなくなります。
それに、それぞれの違いもわかりにくいです。

オールインワン型動画生成AIの仕組みを図にすると以下のような感じです。

オールインワン型動画生成AIの仕組みの図解

しかも、オールインワン型の動画生成AIだとPikaの有料会員しか使えない機能が使えることもあります。
Pikaの無料会員よりも多くの機能を使えるというメリットもあるのです。

「Pollo AI」なら無料ポイントでPika2.2が使える!

2025年4月の段階でPikaに対応してるオールインワン型動画生成AIは「Pollo AI」のみです。

オールインワン型動画生成AI「Pollo AI」

具体的には「Pika 2.2」「Pika 2.1」を使って動画を作れます。
無料で使ってみたい方は「Pollo AI」に無料会員登録してください。

会員登録したら「Image to Video」を選びます。
あとはモデル(Pika 2.2もしくはPika 2.1)を選択し、

  1. 動かしたい画像をアップロード
  2. プロンプト入力

この流れで動画を生成できます。

Pollo AIを使ってPikaで動画生成

ただし、Pollo AIの無料会員がもらえるクレジットは50です。
これだと1回しか動画生成できませんので、慎重に動画を生成してください。